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第2回 なぜ、ミネラルは心の状態にも影響するの?

2024年1月19日

  私たちの生命活動に欠かせない「ミネラル」。ミネラルは、骨格をつくったり、血管を丈夫にしたり、発育を支えるなど実にさまざまなはたらきをしていますが、中でも特に重要なのが「酵素を活性化する」という役割です。

  私たちの体内には、3000種類以上の「酵素」があり、食べたもの消化や代謝など、生命活動に深くかかわる働きを担っています。

  体の中では、まるで歯車がかみ合うかのようにさまざまな代謝が起きています。この歯車を円滑にまわしていくのが「酵素」、そして「酵素」の「補因子」として、はたらきを活性化させるのがミネラルなのです。

  酵素を活性化するミネラルのはたらきに注目すると、心にも体にも影響があることがわかります。

  例えば、セロトニンやドーパミンなど神経伝達物質を作る酵素も、ミネラルによって活性化します。やる気や集中力、幸福感など、感情、精神状態にダイレクトにかかわる「神経伝達物質」を作る酵素が円滑にはたらくことによって、セロトニンなどが必要なだけ作られると考えられます。
  セロトニンの不足は、不安感やイライラ、パニック、睡眠障害を起こしやすくし、ドーパミンの過剰は、多動や騒ぐなどの行動につながります。
  お子さんたちのイライラ、キレる、多動、不安…など、少し心配な心の状態の背景のひとつに、ミネラル不足によって酵素がうまくはたらかない代謝異常を起こしていることもあるのです。

  実際に、食事によるミネラル補給で、「キレなくなった」「落ち着いた」「やる気がでてきた」などのうれしい体験談も多数よせられています。
  リタスクールの給食を「ミネラルオーガニックごはん」にしている理由のひとつに、食(ミネラル)が酵素を活性化させ心の状態にも影響するということが挙げられます。
  ぜひ、ご家庭でも安心安全なオーガニック食材を選ぶと同時に、ミネラル補給も取り入れてみてください。

 

~子どもが喜ぶミネラルレシピ~

『ミネラル味噌のねりねり』

リタスクールの給食にも、たびたび登場する「ミネラル味噌汁」
味噌に、粉末だしとオリーブオイルを混ぜておいてお湯を注ぐだけで完成。

ミネラル豊富なあおさ海苔や、わかめを加えて、忙しいときには、マグカップで手軽に飲める味噌スープになります。オイルを加えるのは、細胞膜を整えるためです(また次回のコラムでお伝えします)
今の季節、ゆずを加えて、田楽風にするのもおすすめです

材料:
味噌 90g、天然だし調味粉 30g、エクストラバージンオリーブオイル 30g

作り方:
(1)味噌と、だし粉、オイルを3:1:1の割合で混ぜておく
※混ぜた味噌15gにお湯120ccを加えると味噌スープに。
※混ぜた味噌にゆずのしぼり汁を加えて、ゆずの皮をそえると田楽風に。